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数式を自動認識してくれる「WebEquation」の紹介

IT

キーボード入力が面倒な数式を簡単に認識

理系の学生にとって非常に面倒なことの一つがキーボードへの入力です。
理数学部や工学部などでは、レポートや論文を一つ書くだけでもかなりの数の数式を記載しなければいけません。

キーボードから数式を入力しようとする場合、いちいち記号を変換するための方法を調べておかなくてはいけないものです。

手書きで書けば一瞬で終わる数式入力も、レポート提出のためにパソコンを使用していると数式記号の変換作業だけでかなり大幅に時間をかけてしまうことになります。

理系出身者ばかりでなく、日常でも使用されることがよくある「二乗」や「ルート」などを表現するのに苦労をした人は多いことでしょう。

そこでそんな面倒な数式の入力をする手助けをしてくれるツールとして「WebEquation」というブサウザサービスがあります。

この「WebEquation」では公式サイトにある方眼紙のような画面に数式をマウスなどで手書きすることで、すぐにそれを記号として変換してくれるというものです。

手書きによる記号検索はIMEの文字入力ツールにもありますが、検索精度が低かったり分数など文字の大きさや位置が異なるものについては簡単に表現することができないという問題がありました。

「WebEquation」は従来までの認識ツールと比較をして飛躍的に精度が高いということと、素早く使える形で清書をしてくれるという大変便利な特長があります。

タグ付きで書き出してくれるので原稿に使える

「WebEquation」で清書をされた文字は、画面下に清書されたものが表示されるとともにタグとして書き出しもしてくれるので、Webで表示できる状態にしてくれるのも魅力です。

画面に手書きをするのに慣れるまでちょっと大変ですが、ペンタブなどで丁寧に書かなくてもかなり高い精度で認識するので、感覚的に記載が可能になります。

Webへの記載ではなく原稿の作成をオフラインで行っているという人には、LaTeXというアプリケーションを使うのがおすすめです。

MicrosoftのOfficeシリーズを使って原稿を作成しているという人の場合、LaTexというフリーのソフトウェアを使った数式入力が簡単にできるようになっています。

2017年9月のアップデートにより、Microsoft Office365でWordやExcelなどのツールにLaTeXを用いた数式の入力が可能となりました。

今の段階ではまだ一旦ソフトで変換したものを貼り付けるという形になっていますが、近い将来直接Office上で直感的に数式を入力することができるようになるのではないか、と業界関係者から高く期待されています。