ストレッチ
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代謝から考えるダイエット

中年以降の代謝の低下に備えてダイエットする

ダイエットと深い関係を持っているのが代謝です。
10代の頃はいくら食べても太らなかったのに、社会人になったら急激に太るようになったという人は、体内の基礎代謝が大きく落ち込んでしまったということが原因として考えられます。

人の体の代謝とは、簡単に言うと体の細胞を新しく作り変える力ということです。

私達の体を構成している細胞には一つ一つに寿命があり、常に入れ替わるということで体が形作られています。

若い時期というのはこの細胞の入れ替わりが早いペースで行われるため、肌や髪にハリがあり、ツルツルの質感を保つことができます。

しかし、年齢とともにこの細胞の入れ替わりのペースが遅くなっていってしまうことから、古い細胞が角質となってずっと残ることによる肌のくすみやたるみといったことが起こってくるのです。

人の体内で起こる代謝には高いエネルギーが必要になることから、摂取した食べ物から得られるエネルギーの多くがそこで消費をされます。

特に運動などをしなくても体の内部で消費をされるので、「いくら食べても太らない」ということが起こるのです。

しかし、年齢によって代謝のスピードが衰えてしまうと、食事で得たエネルギーが消費されずに過剰な状態となるので、それが体に蓄積されて脂肪に変わります。

中年以降に急激に太るというのもこれが原因で、若い頃と同じ調子で食べ続けているとどんどん体重は増加してしまうのです。

代謝を高めるための方法とは

代謝の低下は、ある程度の年齢になってくると下がる一方になります。
老化防止やダイエットのためには、意識して代謝を上げるための活動が必要です。

代謝を高めるための方法としては大きく2つあり、「筋肉量を増やす」と「体温を上げる」ということです。

まず「筋肉量を増やす」ということですが、これは筋肉が多いほど代謝が高くなるということが関係しています。

「体温が高い」というのも筋肉量と関係があり、体温が高くなるほど代謝が高くなります。

筋肉量を増やすためには運動が欠かせませんが、このときに気をつけたいのが食事内容です。
ダイエットをするときには運動とともに食事制限も行いますが、栄養が足りない状態で運動をしても代謝を高められる筋肉をつけることができません。

エネルギーを作るために欠かせないのが炭水化物で、運動をする時にはきちんと摂取をしていかないと体をうまく動かすことができません。

高カロリーな脂質を多く含む食品は抑えめにして、代わりにタンパク質を多く含む食品と適度な炭水化物、それと腸内の動きを促進する食物繊維を摂取していくようにしましょう。

また、体を温める働きのある根菜や魚介類などを一緒にとるとさらに効果的です。

肌のたるみを改善する方法とは

とはいうものの、ダイエットの他に加齢に伴う肌のたるみなどは防ぎようがないため、別途対策をする必要が出てきます。

特に40代から50代の女性は、たるみを改善するために様々な美容アイテムなどを使ったり、美容治療に行きつく人も増えているというのが現状です。

ダイエットも美容治療も、根本的には自分自身を磨くために必要な過程でもあります。
年齢に合った方法を選び、いつまでも美しく若々しくいられるために努力は惜しまないようにしましょう。