翻訳者いらず?Googleのリアルタイム翻訳の実力
ここ近年最も注目されている技術と言えばやはりAIでしょう。
AIの使用シーンの中でも翻訳は世界的に大きな注目が集まっているところで、わずか数十年前と比較して飛躍的にその精度は高まっています。
手軽に利用できる翻訳ツールとして多くの人が利用しているのがGoogle翻訳ですが、それをスマホでより手軽に使用できるようにしたのが「Googleリアルタイム翻訳」というアプリです。
「Googleリアルタイム翻訳」では、スマホのカメラ機能を使ってテキストを認識することで、瞬時に画面上に翻訳が表示されるような仕組みをしています。
この機能そのものは2015年から実装されているのですが、当初は英語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・ポルトガル語・ロシア語・スペイン語のみということだったため、日本ではそれほど話題になることはありませんでした。
しかし2017年1月に入り、いよいよ日本語と英語の間での翻訳に対応ができるようになったことで、日本でもかなり多くのユーザーが登録をしています。
なおこれから使用するためには、まずGoogle翻訳アプリの日本語データ版をDLします。
インストールが終了したらアプリを立ち上げ、画面左下にあるカメラ機能を起動させて翻訳させたい文章を撮影しましょう。
「Googleリアルタイム翻訳」の優れた点は、カメラをあわせた場所に全く同じように翻訳文章が表示されるということです。
画面だけを見るとまるですっかりそのラベルやページが翻訳文章に置き換わっているので、ごく自然に読み込むことができます。
翻訳精度はまだ高いとは言い難いところもありますが、言語学ツールは利用者が多くなるほど洗練されていくという特長があるので、今後はより一層便利になっていってくれるでしょう。
なおGoogleリアルタイム翻訳は導入当初は英語のみ対応でしたが、現在ではほとんど全ての登録言語について利用が可能になっています。
Googleリアルタイム翻訳を便利に使う場面
いつでもどこでも翻訳可能という非常に便利なGoogleリアルタイム翻訳ですが、カメラ機能以外にも多くの方法で翻訳が可能です。
カメラモードでは現在37種類の言語に対応しており、その他会話モード(音声入力)では32言語、手書き入力によるモードでは93言語にまで対応できます。
一度翻訳した言葉についてはスターをつけておくことで、後からもう一度見直すということができるようになっているので、言語を学習するという人にとってもおすすめのツールです。
オンラインに接続ができないオフライン環境でも、あらかじめダウンロードしておくことで使用可能なので、電子辞書感覚で使えます。